オフィス3〇〇公演「天使猫-宮澤賢治の生き方」

日時:2014年11月8日(土)・9日(日)両日14:00開演(30分前開場)
会場:山口情報芸術センター スタジオA
[作・演出]渡辺えり
[出演]渡辺えり、宇梶剛士ほか

賢治が残した言葉が、今、力強く私たちの心に響く。


「天使猫」は、渡辺えりが東日本大震災に初めて書き下ろした作品です。
詩人・宮澤賢治の半生を描いたこの音楽劇には、彼が執筆した作品や言葉がオムニバス的なモチーフとして次々に登場します。
「貝の火」「林の底」「銀河鉄道の夜」や「チュウリップの幻術」といった童話の登場人物が実際に登場し、時空を縦横無尽に行き来する渡辺えり独自の世界観と融合して、新たな命を生み出しました。
目には見えない人の情愛の大切さ、自然というものの底知れない豊かさ-。
賢治が残した言葉が、今、力強く私たちの心に響いてきます。

<あらすじ>
東北の瓦礫の中。少女トシが黒い背表紙の童話の本を開くと、そこから小さな星が生まれます。
星はホタルのようにどこかに飛んでゆき、いくつかは空の星になり、幾つかは海のヒトデとなりました。
兄のケンジがトシを探しにやってくると、『猫』というあだ名の真っ白なフクロウが現れます。
羽の生えたこの猫の名は『天使猫』。
兄妹が本当は行きたいのに行けない場所にもぐり込んでは様々な物語を語ってくれるのです。
ケンジは岩手山を探しに自分の持ってきたトランクの中へと消えました。
一方時は変わり昭和30年頃。ケンジの弟・清六が『猫』そっくりの紳士鍋島と、今は亡きケンジに思いを馳せていると、鍋島が持ってきたトランクから、若き日のケンジと農学校の生徒たちが現れ、「種山ヶ原の夜」の稽古をし始めるのでした。
『天使猫』に誘われ、ケンジの描いた物語と現実を行き来しながら、清六はケンジの辿ってきた道を思い出していくのでした。


【発売日】
any会員先行予約 8月9日(土)~
※事前に要入会。初日はインターネットと電話のみ受付。窓口販売は翌日から。
一般発売 8月23日(土)~

【料金】全席指定 ※未就学児入場不可
前売 一般 5,000円/any会員・特別割引・25歳以下 4,500円
当日 5,500円

※当日券は割引の対象外
※車椅子席については、事前にお問い合わせください。
※インターネットでのご予約は2日前の18:00までとなります。ご了承ください。

【プレイガイド】
山口情報芸術センター、山口市民会館、セブン-イレブン店頭(セブンコード:032-614)

【託児】あり(要申込)
※ご希望の方は、11月1日(土)までにチケットインフォメーション(TEL.083-920-6111)へお申し込みください。

交通アクセス

山口情報芸術センター 交通アクセス

交通機関利用の場合

新山口駅から
JR山口線乗車、山口駅か湯田温泉駅下車徒歩約25分/タクシー約5分。
防長交通バスかJRバスか山口市コミュニティバスで中園町か済生会病院前下車すぐ。

自動車の場合

広島方面から
山陽自動車道を防府東ICで降り、国道262号線、県道21号線で山口市街方面へ約25分。JR山口線の高架を過ぎ「山口駅入口」の信号を左折。道なりに進み、左前方のNHK山口放送局の角を左折すると道沿いに駐車場入口あり。
福岡方面から
九州・中国自動車道を小郡ICで降り、国道9号線、県道204号線で山口市街方面へ。湯田温泉街を抜け、山口スカラ座(右側)を過ぎ2つ目の信号を右折。左前方のケーブルテレビの角を左折すると道沿いに駐車場入口あり。

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